3月のフランス地方菓子&料理教室は、アルザスのお菓子2品&バスク料理
今回は、アルザスのお菓子2品とバスクの料理を作りました。
お菓子その1.アルザスのマンディアンMendiant。
言ってみれば、フルーツだくのパンプディングです。
どこの家庭でも作っていそうですけど、硬くなったパンの再利用デザートとして活
躍。パサパサになったクグロフとかもいいかもね。今回は食パン使用。買ってきたば
かりだったから、トーストして使用しました。そのままだと歯ごたえが・・。
マンディアンは、直訳すると乞食という意味。まあ、シンプルなお菓子だからそう呼
ばれていたのかな?現地ではサクランボを入れることが多いです。今回のフランス地方菓子教室では、りんごと苺。
しかし、マンディアンにはもうひとつの意味もあります。ショコラ好きな人はわかる
と思いますが、円盤のショコラにナッツやドライフルーツがのったショコラ、あれマ
ンディアンですよね。これは、Oredres de mendiants。つまり托鉢修道会と言うこと
ばがあって、4つの修道会(ドミニコ、アウグスチノ、フランシスコ、カルメル)の
修道服の色のものを上に乗せているというわけです。多くは、アーモンド、ヘーゼル
ナッツ、干しいちじく、レーズンなど。
アルザスは今、シンボルのこうのとりが帰ってきて春の到来を告げる時期ですね。
お菓子その2は、ニ・ダベイユNid d’abeillesというお菓子。蜂の巣という意味です。
アーモンドでおおったその見た目が蜂の巣っぽいです。
卵のはいらないブリオッシュ生地に、カスタードクリームを挟んで、表面には
バターやアーモンド、蜂蜜をからめたグラサージュを塗って焼きます。
表面のカリカリが美味しくてやみつきになる味。
お料理は、豚、パプリカをバルサミコ酢で味付けして、ひたすら煮る豚肉のブレゼ、
パプリカ風味です。手間いらずの料理で美味しいので、私も我が家に人が集まるときは、
これ!と決めています。絶対はずれないみんな大好きな甘酸っぱい味。
今回このお料理には、自家製パン・デピスを添えました。