皇帝の愚行?今月のアントワネットお菓子クラス
ウィーンの名店、デメルで店頭売りしていたふわっとしたホットケーキのようなクレープのような不思議なおやつ。
これに感動!さっそく週末のアントワネットクラスで再現!みんな初めて食べる味。美味しい!と評判でした。
要は卵白を立てて生地に混ぜて焼くというシンプルなものですが、ホットケーキのうように焼いたら、フライパンの中切り刻むのであります。
名前はカイザーっシュマーレン。カイザーは皇帝、シュマーレンは混乱、ごたまぜという意味もあるそうで、
皇帝の愚行なんて訳すといいみたいです。オーストリアのポピュラーなデザートなんですね。
今月からベーシッククラスは、「マリー・アントワネットのお菓子」という本を出版した機会に、
アントワネットクラスの名前を改め、マリー・アントワネットが辿った人生に寄り添ったお菓子を含め、3品作っていきます。
マスカットが乗ったムースは、ヴァインクリームトルテ。ワイン風味のムースです。
こちらもほんのり酸味を感じて夏向け。ブルーベリーのジャムを生地に塗って、表面は、イタリアンメレンゲでデコレーション。
焼き菓子は、ロレーヌ地方ルミルモンに伝わるシュルケンのような形をしたロリケット。
15才でフランスに輿入れしたアントワネットは、フランスから迎えにきた侍従その他たちと1日13時間馬車で移動していました。
さぞ心細かったことでしょう。しかし、途中の滞在地、ギュンスベルグで始めて血のつながった叔母に会いました
。彼女は、ルミルモン手動院長。叔母の差し入れのひとつにロリケットがあったに違いありません。